最初の転職の話

転職

2010年に初めて転職した時の話です。

40歳というと、新卒就職時には終身雇用という考えもだいぶ消えていた頃だと思います。とはいえ、ドンドン転職という雰囲気でもなく、どういった道へ進めばよいか分からない・・・。

なので、とりあえず今の会社で働き続ける、といった考え方だと思います。

僕も新卒入社時には、そんな考え方で働いていました。別に入社時は、それほど給与が悪いとも思っていなかったし、それほど散在する性格でもなかったので、しんどいことはありませんでした。

何より人間関係の良い職場でしたので、転職することは最初は頭にはなかったです。
(多分、やり直せるならば、こちらの会社を辞めないという選択肢を選んでいるかもしれません)

では、なぜ転職をしようと思ったのか?

理由は会社の業績の悪化でした。

当時、社員1000名ほどの部品メーカーに勤めていました。最初の2年間はそれほど悪くなかったのですが、徐々に業績が悪くなっていき、残業禁止・ボーナスカットなど、社員の給与も目に見えて悪くなっていきました。

社員の給与が低くなると、職場の空気が悪くなるかと思っていましたが、それでも職場の人々は明るく(少なくとも僕のいた部署は)、良い雰囲気でした。

そんな中でのリーマンショック!

悪くなっていた業績が、ズドンと落ちました。

このとき、会社では派遣社員の契約終了や社員の一時帰休など、人件費に関する経費削減がめちゃくちゃ行われました。ニュースでも大手企業が「派遣切り」と大々的に報じていたので、仕方ないのかなと思いつつ、自分もこのままでは行けないなという気持ちになりました。

家賃の問題も大きかったです。

僕は当時、社員寮に住んでいました。共同風呂、共同トイレでしたので、嫌う人と思いますが、僕は「掃除しなくてよい!」「広い風呂に入れる!」ってのが割と好きでした。何より、家賃が4千円/月と格安なのが最強でした。

しかし、その社員寮も入居期間が終わりに近づいてきて、家賃分が乗っかってくるのが怖くなりました。収入面の悪化は自分にはやはりキツかったです。

それで転職を決意しました。

まずは転職サイトを利用!その後転職エージェントへ

僕は新卒でも就職のときもリクナビ、マイナビを利用していたので、転職の場合もネットで調べていきました。しかし僕の経験は「営業」「経理」のように汎用的なものではなく、工場でのエンジニア経験でしたので、転職サイトでは探すのが非常に難しいものでした。

さらにリーマンショックの影響が大きく、求人数もドンドン減少していきました。

その後、転職エージェントという方法を知り、そちらも利用してみました。この時まで、転職エージェントという業界を全く知りませんでした。面接日の日程調整や面接対策もしてくれて、非常に便利でした。

よく考えれば、マッチングして手数料を得るビジネスなので当然なんですけどね。

結果、エンジニア専門の転職エージェントを利用して、年収150万円以上アップして、同業のメーカーに転職できました。

(ほかにも転職エージェントを掛け持ちで利用していましたが、未経験の業界であったこと、給与がそれほど大きくアップしなかったことから、上記のメーカーに決めました。)

今回の転職の話は、28歳の頃。いわゆるポテンシャル採用で、20代だったので、採用されやすかったのだと思います。(今だと絶対採用されないかな。)

2社目の会社を転職した話は今度します。

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