40代のための職務経歴書の書き方

転職

「40代の転職は厳しいと聞くけど、職務経歴書はどう書けば良いんだろう?」
「転職回数が多くて、職務経歴書の枚数が多くなってしまう・・・」
「ずっと1社に勤めていたけど、人事異動が多くて職種がバラバラだ」

40代になって転職を考えると、自分の職歴も長いことに気づき、職務経歴書の作成も大変じゃないでしょうか?昔、転職したときの書類データが残っていたとしても、そこからの経歴を足していくと長くなりすぎて、まとまりがなくなってしまうことも・・・。

40代の職務経歴書は、30代までとは書くポイントが異なります。

ここでは人材サービス業に8年間勤めた経験から、職務経歴書で書くべきポイント、40代の職務経歴書で重視する点を説明します。
こちらを読めば、書類選考が通る職務経歴書が書けるようになりますので、最後までご覧ください。

職務経歴書とは?職務経歴書にも「型」があります

職務経歴書とは、あなたが行ってきた業務内容・スキルを分かりやすくまとめた文書です。応募企業に、自身がどのように活躍できるかをPRするためのプレゼン資料と考えてください。

履歴書とは異なり、職務経歴書の書き方に悩む人が非常に多いです。
何故なら履歴書は市販のものもあったり新卒採用の際に書いたことがあったりして、書き方がイメージしやすいですが、職務経歴書はある程度自由に書いて良いので、その自由度のために悩んでしまうからです。

しかし職務経歴書にも、書き方の型があります。この型に沿って書いていくことが書類選考の通過率を高めるためにも重要なのです。

職務経歴書に記載する項目

職務経歴書に記載する項目は以下のとおり。

  • 職務要約(略歴)
  • 職務経歴
  • 資格・PCスキル
  • 自己PR

それぞれどのように書いていくか、解説します。

職務要約

職務要約とは、あなたの今までのキャリアを端的にまとめたものです。
採用担当者は、通常業務の合間に多数の応募書類に目を通します。なので、職務要約だけを見て判断することも大いにあります。職務経歴書の本文をしっかりと書き込んでいたとしても冒頭の職務要約で興味を持ってもらえないと、本文まで読まれません。

ですので、短い文章量でひきつける文章を書き込む必要があります。

職務要約は、大体3~4行でまとめるのが一般的です。応募企業・応募職種に関連して、どのように役に立つ経験を持っているかを意識しましょう。

例えば、営業職の経験者が事務職に応募する場合、営業での売上実績のみを書いても、採用担当者にとっては事務業務のイメージが見えないので、面接には呼ばれないでしょう。
しかし営業活動として、パワポやエクセルを使ってお客様に理解しやすい企画書を作成したという内容ならば、事務職での仕事に共通する内容なので、書類を読んでもらえる可能性が格段にアップします

このように、常に応募職種に共通する経験は何かを意識して職務要約を書きましょう。

職務経歴

まずは経歴をすべて列挙する

こちらがメインとなる項目です。
ここでは、あなたの今までのキャリアの詳細を書きます。ですので文章量が最も多くなりますし、自然といろいろ書きたくなる気持ちが出てきます。しかしここでも分かりやすくまとめて書くことが重要です。

とはいえ、応募企業によって自身の経歴のどこに焦点を当てて書いたら良いのか迷ってしまいまいますよね。また、応募企業は1社だけではないはず。企業に合わせるために毎回、職務経歴書をいちイチから作成するのは大変です。

そこで私がオススメするのはあなたの今までのキャリアを全て列挙することです。
そして、全て列挙した中から自分の強みになる部分、PRしたい部分を残していきましょう。

「最初から強みの部分だけ書き出せば良いのでは?」と考えるかもしれませんが、手を動かさずに自分がPRしたい部分を抽出するのは意外に難しいものです。というか、私にはできません。
それならば、実際に手を動かして自分の今までのキャリアを書き出して言語化するほうが、結果的に早く作成できます。

最初から完璧な職務経歴書を作成できる人はほぼいません。
何度も作り直しや応募企業によって書く内容を変える必要があります。

そういうと「キャリアは変わらないのに、書く内容を変えるのはおかしくない?」という疑問が出てくると思います。
もちろん、履歴書の場合は勤めていた会社を省略するのは経歴詐称と誤解される可能性もあるのでNGです。一方、職務経歴書は自分の能力をアピールする書類ですので、PRすべき内容は厚めに、PR出来そうもない経歴は薄めに書くことができます。

例えば、家電量販店でパソコンを買うときに細かいスペック表を見ても判断しづらいですが、ポイントを絞って書かれたPOPだと性能が分かりやすいですよね?

職務経歴書でも同じことです。

40代になると、転職や人事異動を多く経験していることでしょう。全てのキャリアが輝かしい経歴の人はなかなかいないのではないでしょうか。むしろ希望していない人事異動のため、不本意だった内容もあると思います。

けれども頭でアレコレ考えて1文字も進まないよりも、不本意な経歴も含めて全て書き出していくほうがカンタンなので、職務を書く際は全て列挙してみましょう。

職務経歴書の形式

40代の方の場合、社会人年数が長いため、人により経験がさまざまです。

・転職を何回かしているけどずっと営業職として歩んできた人
・同じ会社に勤め続けているが人事異動により営業→広報→資材管理と職種が変わってきた人
・職種は異なるけど、課長、部長とマネジメント経験を積んできた人
・不況により自分のキャリアを考える余裕もなく業界・職種がバラバラで転々と転職していた人

のように、バックグラウンドが全然違います。
それぞれのパターンで職務経歴の形式を変えて作成することをおススメします。

転職回数が0~1回の方の場合は編年体形式で

新卒入社以来、同じ会社に勤め続けていたり、1回転職したのみで1社あたりの経験が7,8年以上というような方は、編年体形式で書くほうが良いです。

編年体形式とは、時系列に沿って経歴を書く形式です。

この形式のメリットは、履歴書の流れと同じなので採用担当者もキャリアの成長過程が理解しやすい点です。
同一社内での経歴ならば、基本的にキャリアアップしていくような経験を積んでいるはずなので説明もしやすいです。

直近の職種・業界が応募職種と同じ場合は逆編年体形式で

応募する求人が、直近で勤めている職種あるいは業界と同じ場合は、逆編年体形式で書きましょう。逆編年体とは、直近での経歴を先に記載して時系列をさかのぼって書く形式です。

社会人経験が長いと、職務経歴書が1枚に収まりません。しかし時系列に記載すると、直近の経歴が2枚目になってしまい採用担当者にはPRしづらくなります。

そこで、直近の経歴から書くのです。そうすれば直近の形式が職務経歴書の1枚目になり採用担当者の目に留まる可能性が高まります。

直近の経歴が応募求人とマッチしているならば、ぜひ逆編年体形式で書きましょう。

業界・職種がバラバラでキャリアに一貫性がない場合は業務内容ごとにまとめて書く

40代は就職氷河期・リーマンショックを経験してきている人が多いはず。
業界・職種を選べずに、気が付けばキャリアに一貫性がない(ように見える)職歴になってしまった人もいることでしょう。まさに私がキャリアがバラバラの状態です。

この場合は、各社ごとに経歴を記載すると、あなたの強みが一体何なのか分からず、それこそ経歴がバラバラに見えてしまいます。
そういった方にオススメなのは、社歴はトップに会社名&勤続年のみ書いて、その下に詳細を業務内容ごとに表組でまとめて記載しましょう。

自己PR

自己PRは強気で書きましょう。
多くの日本人は、自己PRが苦手なんじゃないでしょうか。私も「PRすることなんて特にないし・・・」と悩んでいました。しかし職務経歴書では謙虚になって良いことは1つもありません。

もちろんできないことをできるというのはNGですが、何もPRされていない職務経歴書では熱意が伝わらず採用担当者に興味をもってもらえません。採用担当者に「会ってみよう」と思ってもらえるように、しっかりあなたという「商品」を売り込んでいきましょう。

自己PRでは
・業務で強みと思っていること、心がけていることは何か
・それを理由づけるエピソードや実績
・この強み、心がけを応募求人にどう生かせるのか
を書き込んでいきましょう。

ただし、何度もお伝えしているようにあまりにも長く書きすぎると採用担当者に読んでもらえないので、多くてもA4用紙4分の1程度の量に留めましょう。

職務経歴書は何枚書けば良い?

職務経歴書は枚数の制限がないので、40代のような経歴が長い方ほど長くなりがちです。しかし経歴が長い方であっても、職務経歴書の枚数は2枚まで、多くても3枚までにしましょう。

これは採用担当者の視点から考えると明らかです。採用担当者は多くの職務経歴書をチェックします。大手企業や人気の求人ほど多くの職務経歴書が集まってきます。そのため、1人1人の書類を読み込む時間がありません。

その中で枚数の多い職務経歴書を見ると、要約だけ流し読みされるか、あるいは「文章をまとめる能力が低い人なのだな」と判断されて書類落ちになります。

私がキャリアアドバイザーをしていたときに、多数の求職者の職務経歴書をチェックしていましたが、今までで最も枚数が多かったのは12枚書いてきた人でした。さすがに読むのがしんどかったです(笑

文書をまとめる能力をチェックされていることも意識して、職務経歴書は2枚、多くて3枚に留めましょう。

職務経歴書のフォントは何がおすすめか?

フォントは明朝体で

職務経歴書はフォントを明朝体にして書きましょう。職務経歴書は、企業に提出するフォーマルな文書ですので、ビジネスでもっとも使用されている明朝体が基本となります。

フォントサイズは10.5で

職務経歴書のフォントサイズは10.5にして書いていきましょう。経歴が多いと枚数を抑えるために、文字数を小さくして記載内容を増やしたくなります。私も何とかたくさん記載するために、フォントサイズを小さくしたことがありました。

しかし小さくすると読みづらくなります。40代の転職希望者の場合、採用担当側も、部長・役員のような年齢の高い人が目にする可能性が高いです。高齢になると、小さい文字が

どうしても読みづらくなります。

フォントサイズ:10.5ならば、日常で目にしているサイズなので、文書が読みづらくなることはありません。

オススメのテンプレートは?

ここまで読んでいただき、「よししっかりと職務経歴書を作成しよう!」と思っていただけてると嬉しいです。しかしWordファイルを新規作成しようとして、やはり手が止まるのではないでしょうか?

どんな文書もゼロベースから作成するのは困難です。

すぐに書き進めるために、転職サイトやエージェントの人材会社が作成している職務経歴書をダウンロードして作成していきましょう。

昔は職務経歴書のフォーマットのみでしたが、現在の人材会社のダウンロード用の職務経歴書サンプルは、職種別・業界別に用意されており、サンプル内容もクオリティが格段にアップしていて非常に分かりやすいです。

人材会社の職務経歴書を使用して選考に影響はないのか?と疑問に思う方もいるかもしれませんが、採用担当者に理解してもらいやすい内容ならば、体裁は関係ありません。
むしろ採用担当者も、人材会社の様式の職務経歴書を見慣れているので、完全オリジナルのフォーマットよりも見やすく感じると思います。

オススメのテンプレートは以下の2社です。こちらは職種・業界別にサンプルが豊富にあり、あなたに近い経歴の文書がおそらく見つかります。

リクルートエージェント

職務経歴書の書き方まとめ|簡単に書けるフォーマットもダウンロード | リクルートエージェント
職務経歴書の書き方について、作成のポイントや各項目の書き方、簡単に書けるフォーマットもご紹介します。|転職エージェントならリクルートエージェント。

マイナビ転職

【完全版】職務経歴書の書き方マニュアル
転職・求人情報サイトのマイナビ転職「職務経歴書(職歴書)の書き方完全マニュアル」ページ。職務経歴書(職歴書)の書き方のポイントや、職務経歴書の見本(例・サンプル)フォーマットも職種別にダウンロード可能。内定を勝ち取る書き方やテンプレート見本(例・サンプル)フォーマットを参考に、職務経歴書を作成しましょう!

全く同じ経歴の人はいないと思いますし、キャリアチェンジをしている方は組み合わせる必要がありますので注意しましょう。

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